陰陽 陰陽の2字は、古代においては宇宙万有の物質と機能を表す言葉として用いられ、万事万物の正反両面の相対性を示す言葉であり、すなわち漢方医学に関係する陰陽を表す。人体の中の有形物質が陰にあたり、エネルギーや機能が陽にあたる。 漢方医学では病気を人体内に対立している陰と陽とのバランスが破綻したために起こるものとみなしている。陰陽概念を病気のきざしとして表現した場合、病の全体像を示す意味「証」という字がつけられ、陰的であることを陰証、陽的であることを陽証という。
陽証 生理機能の異常亢進や、異常興奮的症状、あるいは心臓機能の興奮は陽証に属する。たとえば顔色が赤く、身熱があって、涼しさを好んだり、便秘気味で小便が赤く、気分がイライラして精神的な興奮があったり、唇が乾燥したり、のどが渇いたり呼吸が荒いく力がある、などである。
陰証 生理機能の異常衰退や、異常萎縮的症状、あるいは心臓機能の衰弱は陰証に属する。たとえば顔色が蒼白、あるいは暗い、身が重だるく、四肢が冷えてだるい、声が小さくて低く、呼吸が微弱で息切れし、のどが渇かない。尿は白くて透明。軟便、力が弱いなどである。
食べ物の陰陽について
● 陽性食品の特徴
● 中性食品の特徴
● 陰性食品の特徴
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