人生の一大事は、唯今参上です。未来は未だ来ていない、過去は返って来る事は無い、唯今が在るだけです、今の今に成り切る、今を生きるだけです如何に今に徹底出来るか出来無いかです。人生を風景のように見て行くと言う様な気持ちが大切です。 雨の日も有れば、嵐の日も有る、夏は葉っぱが茂って山が肥えて来る、冬には葉が落ちて山が痩せて来る。 月が泣いて居るとか笑って居るとかと言うのが良い例です月がどうこう成って居る訳では無く自分の心が泣いたり笑わしたりして居るだけです。プレール、パスカルは人間は考える葦であると言って居るが、此の大自然の中で有一人間だけが時間を考えられる生物である、時間を哲学出来ると言う事は年を取る事です、無駄に年を取ってはいけない世の中で唯の物は何も無い有るのは、頭を使う事だけです頭を確り使いましょう、気を使う事と勘違い始無い事です、死ねないから仕方なく生きて居るのではなく、一生懸命に年と言う物を考えなくては居け無い、人生の一大事である。是が臨済禅で言う公案、学問で言う哲学です。老いと言う事は中国では老師と言う様に、大人(たいじん)の事です大人に成るべく時間を重ねて生きましょう。 |